
鼻中隔延長はメジャーな鼻整形のひとつで、鼻全体を前方もしくは前下へ引き伸ばすようなイメージの変化を与えます。形状の変化がそこまで大きくない鼻尖形成や小鼻縮小、変化の幅は大きいものの不自然さも出がちなプロテーゼといった他の鼻治療と比べると、変化の度合いと仕上がりのナチュラルさのバランスがよい人気のメニューです。
患者様ご自身の軟骨組織を採取し、鼻先に移植して、鼻中隔(左右の鼻の穴を隔てる壁の部分)を引き伸ばします。鼻先が前に出ることで鼻の穴が正面から目立たなくなり、アップノーズや豚鼻といったお悩みを改善。自家組織による鼻中隔延長で、10年後もスッと通った美しい鼻筋を作ることが可能です。
鼻中隔の方向・高さを変えて豚鼻・団子鼻を整った形状へ
団子鼻を解消した症例
鼻の真ん中、鼻の穴と穴の仕切りである鼻中隔を引き伸ばすため、鼻全体が長く、高くなるような変化をもたらします。鼻全体を縦に拡大するイメージと思っていただくとわかりやすいかもしれません。
同じ形状の変化で考えた場合、鼻の先に付け足すイメージの鼻尖形成や、鼻の端を切って縮めるイメージの小鼻縮小と比べると、元々の鼻の形を崩さずに大きく印象を変えることができるため、よりナチュラルな変化が期待できます。
鼻の形は十人十色、ご自身の鼻に納得できず、コンプレックスを抱える方は多くいらっしゃいます。しかし、アイプチなどで一時的でも着飾れる目元などと異なり、鼻は自身で改善できる手段に乏しく、改善をあきらめてしまっている方がほとんど。ですが、ほんの少しの勇気があれば美容医療で改善できます。気持ちも鼻先も、今日よりもちょっと前進した明日を目指して、まずは一度ご相談にいらしてみませんか?
鼻中隔の延長には患者様ご自身の軟骨組織を用います。鼻中隔軟骨の一部を採取してつなげたり、助軟骨(肋骨と胸骨をつなぐ部分にある軟骨)を用いる場合もありますが、多くは大きさや硬さ、採取による身体への負担やダウンタイムのバランスがよい耳介軟骨(耳の裏側にある軟骨)が使用されます。
耳の裏側をわずかに切開し、軟骨の一部を採取します。耳の形に合わせて切開するため、傷跡はほとんどわからず、採取によって耳の形が変わったり、聴力に影響が出るといったことはありません。
鼻の下側を切開し、鼻柱を開いて余分な軟骨や脂肪を除去したのち、耳介軟骨を鼻中隔軟骨に縫い付ける形で移植します。鼻の支柱である鼻中隔が長くなることで鼻全体が引き伸ばされます。
切開は「オープン法」と呼ばれる鼻の下側のラインに沿って切開する術式のほか、鼻の穴の中のみを切開する「クローズ法」も存在します(画像はオープン法のイメージです)。
また、耳介軟骨を鼻中隔軟骨に縫い留めず、形を整えて鼻の先端に埋め込む施術(鼻尖形成)も存在し、「耳介軟骨移植」などのメニュー名で取り扱っているクリニックも多くあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、施術に対し何を重要視するかによって正しく選択しましょう。
鼻柱を開き、目視で余分な組織を切除、軟骨の移植を行うため、細かなデザインや調整が可能なことがメリット。
一方で、外から見えてしまう部分も切開するために、ダウンタイム期間中は傷跡が目立ってしまうことがデメリットです。
鼻の穴の内側のみを切開するため、傷跡が外からわからないのがメリットです。
ただし、オープン法と比べるとデザインの幅は限られ、術野も狭いためにオープン法以上に仕上がりが医師の技量に左右される術式でもあります。
鼻中隔延長ではただ鼻を前に引き伸ばすだけでなく、伸ばす方向を調整することで
デザインの調整ができ、患者様のご希望に沿った仕上がりが可能です。
鼻筋を伸ばしたい、鼻の穴を目立たなくしたい場合は鼻先を下に延長し、鼻が低いのがお悩みであれば前方に伸ばして高く。アップノーズ(鼻筋が反り返って鼻先が上を向いている状態)の改善が可能な一方で、やや上向きに引き上げればツンとした流行りの「韓国風アップノーズ」に仕上げることも可能です。
鼻全体のデザインの調整は、プロテーゼなどにはない鼻中隔延長の大きな強みです。施術にあたっては事前のカウンセリング・診察でご希望の仕上がりをしっかりと確認していきますので、お好みの鼻の形などどうぞご遠慮なくお申し付けください。
豚鼻の改善に対して非常に効果的な施術です。また、鼻の整形メニューの中では変化の幅と自然な仕上がりのバランスがよく、デザインの幅も広いため「鼻をキレイにしたいけどプロテーゼを挿れるまではしたくない」という日本人に多い需要にマッチしています。
鼻整形全般に対していえることですが、ある程度のダウンタイムを要することと、修正の難しさがデメリットです。前述の術式の違いや軟骨の挿れ方の違いなど、施術の仕組みと効果をしっかりと理解し、担当医やクリニックを慎重に検討して施術に挑みましょう。
問診・カウンセリングが終わったら、医師による診察を行い、施術をしても問題ないかを確認します。また、施術に入る前にモニターの有無を問わず確認資料用の写真撮影のご協力をお願いしています。
清潔な処置室で万全の体制のもと施術を行います。施術内容によって必要な麻酔を施し、効き目をしっかりと確認したのち、耳介軟骨の採取から行ってきます。ベリンダクリニックに所属する医師はいずれも豊富な知見と症例数を誇るベテランドクターです。
処置後、麻酔や痛みが落ち着くまでしっかりとクールダウンを行います。その後、確認資料用の写真撮影を行ったのちにご帰宅いただきます。鼻中隔延長の場合、術後5日〜1週間程度を目処に鼻ギプスを装着していただいています。クリニックからの指示に従い着用してください。モニター制度をご希望の方はご帰宅前、および施術内容により後日再来院の上、モニター用の撮影にご協力をいただきます。
術後1週間を目処に、耳・鼻の縫合部の抜糸のため再来院をいただきます。経過に関しての疑問やご不安な点があればお気軽にクリニックへお申し付けください。
スッと通った鼻へのあこがれから、鼻の穴が目立ってしまうコンプレックスまで、理想の鼻への悩みは尽きないもの。それなのに、アイプチやメイクのように自分自身で改善する方法に乏しいのが鼻のさらなる悩みです。
鼻中隔延長を筆頭に、美容整形の力を借りて理想の鼻を正しくデザインするのは、医療が発展した今日においては何らおかしいことではありません。「こんな治す方法があるんだ」というのを理解するだけでも気持ちはとても楽になります。カウンセリングだけでもぜひお気軽にお越しくださいね。
鼻中隔延長・隆鼻術・鼻尖形成
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A.「切らない鼻中隔延長」として、注射器でメッシュ素材や糸を挿入しているクリニックも存在します。当院でも鼻のメッシュ治療は取り扱っておりますが、これらはあくまで鼻筋や鼻先のデザインに用いるもので、厳密には「鼻中隔延長」ではありません。そのようなクリニックを受診される際はご注意ください。
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A.前述の「切らない鼻中隔延長」は厳密には存在しませんが、「切ったことが外からわからない鼻中隔延長」であれば、本ページ内でも解説しているクローズ法という術式で対応可能です。傷の露出をご心配される場合はご検討ください。
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A.耳介軟骨を採取した耳の裏および鼻の抜糸のため、術後1週間を目処に抜糸のための再来院が必要です。以降の通院は不要ですが、完成まである程度お時間を要する治療ですので、ご心配などがあればお気軽にご連絡ください。
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A.個人差もありますが、鼻・耳ともに1週間程度で痛みや腫れはほぼ治まります。創部の抜糸後は洗顔や運動なども通常どおり行なえますが、患部の腫れや傷跡が完全に治まり、デザインが完成するまではクローズ法で1ヶ月程度、オープン法で1~2ヶ月程度を要します。
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A.「PDSプレート」と呼ばれる、溶ける糸にも使用される素材(ポリジオキサノン)を用いた補強材を用いるクリニックもありますが、当院では使用していません。医師の技量があれば不要であること、人工物による感染や変形リスク回避のためなどが理由です。
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A.術後の鼻はまだ不安定な状態にあり、ギプスによってしっかりと固定しないと鼻が伸びる方向などの仕上がりに影響が出る可能性があります。形を固定するだけでなく、腫れや出血を抑える役割もありますので、つけずにいるとダウンタイムも長期化してしまいます。 |
日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本美容外科医師会 会員
日本形成外科学会 会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医