豊胸と部分痩せを同時に叶えられると話題沸騰中の脂肪豊胸。痩身だけでなく、自分自身の脂肪を用いることによる安心感、自然な仕上がりとさわり心地も人気の秘訣である一方で、「脂肪豊胸したいけど細身な体型」「他院で痩せているから施術できないと断られた」といったお悩みの声も。今回はそんな痩せ型の人の脂肪豊胸について解説します。
目次
痩せ型でも脂肪豊胸はできる!
脂肪吸引によるダイエット目的だけでなく、脂肪による自然な仕上がりをご希望の方や、シリコンバッグやヒアルロン酸などの人工インプラントに抵抗がある方からも脂肪豊胸は人気があります。
では、脂肪吸引が必要ない細身体型の方でも、脂肪注入による豊胸は可能なのか。
結論からいうと『多くの場合は痩せていても脂肪豊胸は可能』です。そもそも、豊胸用の脂肪を採取できるかできないかを決めるのは体格ではなく脂肪の量であり、同時に必ずしも「痩せている=脂肪がない」ではないのです。
よく脂肪豊胸できるか否かの指標としてBMI※ が挙げられますが、重要なのは『体脂肪率』であり、低BMIの場合でも、バストアップに必要な脂肪の確保は十分に可能なことがほとんどです。
※ ボディマス指数。「体重kg ÷ (身長m)²」で算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数のこと。
実際の瘦せ型の脂肪豊胸症例

BMI:16.36の痩せ型:脂肪採取部位太もも

注入量410cc(1150cc採取にて)

BMI:17.93の痩せ型:脂肪採取部位太もも

注入量300cc(600cc採取にて)
脂肪豊胸ができる人とできない人




普通体型の女性の平均的な体脂肪率は25〜30%程度といわれており、痩せ型の場合でも20%前後です。脂肪豊胸が可能な体脂肪率の目安もおなじく20%前後であり、極端に痩せている場合などを除けば多くは施術が可能です。
反対に脂肪豊胸ができないのは、アスリートやボディビルダーのような筋肉質で体脂肪率の低い方々。競技にもよりますがアスリートの体脂肪率は10〜15%、ボディビルダーに至っては10%を切る場合がほとんどです。
体脂肪が低すぎると、カニューレ(吸引管)による脂肪の吸引がそもそもできず、当然自身の脂肪による豊胸も不可能となってしまいます。極端な話、「体重80kg / 体脂肪率10%」の方と「体重40kg / 体脂肪率20%」の方の脂肪の量は同じですが、80kgの方は脂肪の採取ができないため脂肪豊胸の適応となりません。ですので、脂肪豊胸を行うにあたっての体格やBMIはあくまで「目安」なのです。
クリニック選びは
症例の詳細をチェック
痩せ型でも脂肪豊胸はできますが、部分痩せも目的とする普通~肥満体型の方と比べると、採取できる脂肪の絶対量は少ないのが事実。施術にあたっては採取方法・部位を工夫するなど、医師の手術手技と時間を要します。
そのため、クリニックによっては技術不足や手間を嫌って「あなたは痩せているので脂肪豊胸はできません」と断ってしまうケースも多いようです。
本コラムで解説したとおり、痩せ型であっても筋肉質でなければ脂肪豊胸はほぼ可能です。断られてしまった場合でもあきらめず、脂肪豊胸の症例豊富なクリニックを探してみましょう。公式サイトやSNSで症例をチェックする際は、バストの仕上がりだけでなくモニターの体格にも注目してみるとよいでしょう。痩せ体型の方への施術である旨を詳細に記載しているクリニックもあります。
もちろん、ベリンダクリニックでも細身の方への脂肪豊胸症例を豊富に掲載しています。「痩せているけど脂肪豊胸をあきらめたくない!」という方は、ぜひお目通しください。
施術監修と執刀医師について

金子俊彦
経 歴
- 1991年
- 札幌医科大学医学科 卒業 同 附属病院勤務
- 1993年
- 日本大学板橋病院
- 1994年
- 癌研究会附属病院
- 1995年
- 獨協医科大学附属埼玉医療センター
- 2001年
- 某総合診療クリニック 院長
- 2017年
- 湘南美容クリニック 銀座院
- 2019年
- 湘南美容クリニック 高崎院 院長
- 2020年
- 湘南美容クリニック 武蔵小杉院 院長
- 2021年
- 東京美容外科 青森院 院長
- 2022年
- ルラ美容クリニック 東京駅前院 院長
- 2022年
- BELINDA CLINIC
資格・所属学会
日本美容外科学会(JSAS)会員
日本麻酔科学会 会員
麻酔科標榜医
難病指定医